【結果】JWP5・3板橋 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】JWP5・3板橋


 JWP毎年恒例のゴールデンウイークの連戦がスタート。第2試合ではピエロ論争が続くボリショイと華名ピエロ軍が対戦し、華名がボリショイの得意技に酷似した固め技で美兎からギブアップ勝ち。ボリショイが「今の技、センセイ固め2や」と抗議すると、華名は「華名ちゃん固め2なんですけど」と反論。互いに「マネすんなや! パクリ!」と譲らない。続いて真琴が「ボリショイさん! ピエロはステキだと思います。このピエロ大戦の続きを行ないませんか? ボリショイさんにふさわしい“極上のピエロ”をご用意してお待ちしております」と5・17REINA新木場大会への参戦を要求。ボリショイがこれを承諾しパートナーに鋼を指名すると、華名はコマンダンテをパートナーにすると発表した。


 ダイビング・ギロチンで鋼を下した春山はマイクを持つと、前日のアイスリボン道場マッチにおいて5・10JWP博多大会で希月との無差別級タイトルマッチが決定したことを報告。希月は「大好きな香代子から、信頼しているタッグパートナーである香代子から挑戦してこいと言われたからには、私は握手1つで応えました。無差別に挑戦するっていうのは自分のプロレス人生においてとってもすごいことだと思っていますので…香代子、私はあと1週間で生まれ変わるからね」と笑顔で意気込みをアピールする。


 セミファイナルでは中島と花月が久々の一騎打ち。乾いた音が響くエルボーの応酬など熱戦を展開すると、最後は中島がドラゴンSHで3カウントを奪取。中島が握手を求めて差し出した手を花月は振り払う。メインイベントではKAZUKI&藪下がボラドーラスL×Rのタッグ王座に挑戦。LeonがKAZUKIを押さえ込んでV3を達成すると、Rayはマイクで防衛記録の更新を目指すことを宣言した。


『GW板橋3DAYS祭り1』
◆5月3日(日)東京・板橋グリーンホール(17:00)
観衆163人


▼15分1本勝負
 希月あおい(10分37秒/旋回式ダイビング・ボディプレス→片エビ固め)藤ヶ崎矢子
▼ボリショイ軍vsピエロ軍・20分1本勝負
 ○華名&真琴(12分30秒/華名ちゃん固め2)コマンドボリショイ&●ラビット美兎
▼GWスペシャルシングルマッチ・15分1本勝負
 春山香代子(12分33秒/ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め)ライディーン鋼
▼中島安里紗3番勝負~100%ピュアバトル1~・15分1本勝負
 中島安里紗(10分28秒/ドラゴン・スープレックス・ホールド)花月
▼JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合・30分1本勝負
 ○Leon&Ray(19分3秒/クラッチ・デ・ガオー)●KAZUKI&藪下めぐみ
※第45代JWP認定タッグ&第18代デイリースポーツ認定女子タッグ王者組が3度目の防衛に成功。


★春山香代子のコメント
 「あおいとは短い期間ですけどすごい凝縮したタッグを組んでて、お互いがお互いをもっと知ろうとして、たぶん絆が生まれてきたと思うんですけど。私が無差別挑戦するときに、あおいが“春山さんが獲ったら1番最初に挑戦したい”っていうのを言ってくれてたのもあって。セコンドもついてくれて、私の中ではあおいの力も大きかったから無差別獲れたっていうのもあるし。JWPの下の子たちに突っかかってきてほしい気持ちも少しはあるんですけど、今回は地元。すごく大切で年に1回しか行けなかったりして、友達から両親からみんなが見にきてくれるところで。私の成長の姿を見せたいのもあるし、いま私がどういうことをしてるかっていうのも見せたかったので、あおいの10周年(前日の道場マッチ)に呼んでもらったときにプレゼントではないですけど。(ベルトを)渡す気はさらさらないですけど、あおいの成長は隣りですごく感じてるので…あおいにもいい経験になると思うし、私にもいい成長の糧になると思うので。2人の感情…負けたくない。でも勝ってハッピーになりたいっていう、リング上でしかわからない闘いを見に来てほしいです」
 ━━最近の希月の闘いぶりについて。
 「バリバリをすごく感じます。一時期ずっと当たってなかったんですけど、新人のときにジュニアオールスターで組んで少しやったぐらいなので。帰ってきてからは明るくしようというのは伝わったんですけど、試合で欲が見えなかった。でもタッグを組むにつれて欲が見えてきた。自分の団体でもベルトを巻きたいっていう。そういうのを身近で感じてるから無差別をやりたいと思いました。欲がある子と団体愛がある子じゃないと、私はやりたいとは思わないので」


★中島安里紗のコメント
 「メチャクチャ…きつかったですけど楽しかったです。対戦相手は自分で選ばせてもらったんですけど、やっぱり私にとって花月っていうのは特別な選手であって、それは花月がフリーになっても、周りの評価がどう変化していこうとも、私にとって花月が特別な選手だということは変わらないことだと思ってるので」